1月の三福文庫ブックカフェ&暮らしの教室「高松のほんものの暮らし」
2013年02月01日UP1月26日(土)旧三福は香川県・高松市からはるばるゲストをお招きしました。
高松で”完全予約制の古書店”という謎めいたコンセプトのお店「なタ書」を営む藤井佳之さん。
昼間のブックカフェから夕方のトークライブまで たくさんのお客さまと一緒にたっぷりと一日を過ごして下さいました。
三福文庫ブックカフェには一日限りの「出張なタ書」が開店!選書はもちろん藤井さん。
こちらは瀬戸内を感じる資料を展示した「リトルせとうち」コーナー。
香川の島と陸をつなぐ、コミュニティ・マガジン「せとうち暮らし」をはじめ、 高松や瀬戸内の島々で手にすることができるリトルプレスやフリーペーパー、マップなどがずらっと並びました。
いつか古書店を開きたい、という方が尋ねて来て下さって即席相談室になったり、 近所の方がお茶を飲みにきてくださったり、今年開催される瀬戸内国際芸術祭のお手伝い隊「こえび隊」への熱い勧誘があったり…
あっという間に時間が流れて夕方に。
お客さまにも設営を手伝っていただき、17:30からは暮らしの教室「高松のほんものの暮らし」。
おかげさまで満福御礼!
旧三福にいらっしゃる三日間に藤井さんが撮った瀬戸内・高松の風景。 藤井さんの解説とたくさんの写真とで「高松のほんものの暮らし」を追って行きます。 一定時間ごとのスナップショットを一日中撮影し、生活の記録を撮って行く、 こういう手法を「ライフスライス」っていうんだそうです。
島に船で渡り、瀬戸内芸術祭の作家さん(大磯の石塚沙矢香さん!トークにもいらして下さいました)とともに作品の舞台となる古民家へ、靴の底が取れ、島から戻り、お昼を食べ、「なタ書」に戻って本を整理し、夕ご飯を食べ、ご自宅に戻り…
写真に写る島影の美しさに見惚れていると一転して繁華街へ、
そしてシャッター通り、ずっと空いているビル、
再び目抜き通りのゴージャスなアーケード、
街で活動する瀬戸内芸術祭のスタッフ、街にいるちょっと不思議な方々、
いろんな景色、いろんな人に出会いながら、映像で街を歩き回りました。
「ほぼ、高松駅から徒歩10〜15分圏内のできごと、島も船で20分。」
高松ってすごくいいところじゃないですか?!と藤井さん。
後半は質疑応答タイム。「古書店とそれ以外のお仕事の比率は?」なんていう質問にも丁寧に具体的に答えて下さいました。 「なタ書」には時々、本を買いに来たのに途中から人生相談になってしまう、というお客さまもいるそうです。「どんな質問にも『あなたらしく』とかそんな曖昧な返答はしません。具体的な解決策を提供します!」とのこと、悩み多きみなさん、ぜひ高松へ。
あっと言う間の2時間、ずっと笑いながらみんなで一緒に旅をしたような不思議な時間でした。
寒い中、お運びくださったみなさま、ありがとうございました。
そして藤井さん、ありがとうございました!高松にも行きます。
またお会いできる日を楽しみにしてます!