【コワーカー紹介】ゆるい手書き感にキュン!『PACHIRICO』作家 たかまつさん
2017年01月28日UP旧三福のコワーカーさんや店舗入居者の皆さんをブログで紹介するシリーズの第3弾です。
今回は、コワーキングスペースをアトリエとしてご利用くださっている、作家のたかまつしほさんにお話をお伺いしました。
ゆるさに思わず笑顔になる『PACHIRICO』
たかまつさんは、恐竜や猫、魚など動物をモチーフにブローチやトートバッグ、キーホルダーなどのハンドメイド雑貨のブランド『PACHIRICO』を運営されています。とぼけた表情のキャラクターたちに、見た人が思わずちょっと笑顔になってしまう、そんなお茶目さがPACHIRICOの魅力です。
作品の多くはたかまつさんのが何気なく描いた落書きが元になっていて、その中でピンと来たものを、時にはイラストで、時には立体のアイテムとして作品に仕上げています。作品作りでたかまつさんが大事にしているのは、‟手書き感”や‟手作業感”。手で描いた柔らかさを大切に、まっすぐの線でも必ずフリーハンドで描いてゆるさを出すことを心掛けているそう。それは、作品が立体になってもころんとした可愛らしいフォルムとしてしっかり表現されています。今一番人気の猫のブローチも、まるまる太ったシルエットがなんともキュートです。
恐竜のキャラクターの「キョーリュー」。よく‟アルパカかアザラシ?”と間違えられるんだとか。ゆる~い雰囲気にほっこりします。
ですがこのゆるさ、実はかなり作りこまれて完成しているもの。たかまつさんは、美大受験のための勉強で日々デッサンをしていた影響で、意識しないとついつい写実的な絵を描いてしまうそう。上記の猫も、最初はもっとリアルな姿の絵だったものを、どんどん線を排除してシンプルにデフォルメして完成した姿なのです。
シェアアトリエを探して行き着いた旧三福
たかまつさんが旧三福を利用し始めたのは、2016年の1月から。当時住み込みで働いていた箱根のゲストハウスに制作を出来るスペースがなかったため、シェアアトリエを探していたところ、最初に見つけたのが旧三福でした。決め手は箱根からのアクセスの良さ。住み込みではなくなった今も、家ではしづらい、汚れやすい作業や散らかりやすい作業を中心に、旧三福のコワーキングスペースを制作活動の場としてご利用頂いています。
過去には、シルクスクリーンでプリントされたトートバッグが旧三福のベランダに干されていたり、なんてことも。スペースを有効に使って頂けて、私たちも嬉しい限りです。
旧三福には、他にも画家や版画作家などのアーティストがコワーカーとして在籍されていて、制作活動をされています。
たかまつさんとこれからのPACHIRICO
たかまつさんご自身も、どことなくPACHIRICOの作品のような柔らかくてお茶目な雰囲気を持っている方。作品について語るキラキラした表情がとても印象的です。
現在、箱根のゲストハウスで働きながら制作活動をされているたかまつさん。昨年はイベントでの対面販売や実店舗での委託販売が主でしたが、今年はネットでの販売にも力を入れていく予定です。引き続きイベントにも出展していかれるそうなので、気になる方はinstagramやWEBサイトをぜひチェックしてみてください。
ご自身で好奇心旺盛な性格だというたかまつさんなので、これからもきっと新しいキャラクターやアイテムがどんどん生まれるはずです。今年はキョーリューのフィギュアを作りたい!という野望もあるそう。どんな作品が見られるのか、楽しみです。
■『PACHIRICO』
WEBサイト: http://pachirico.com/
instagram: @pachiricco
(おまけ)
実は、旧三福内にはたかまつさんの作品がいろんなところにそっと置かれています。旧三福不動産の事務所の看板にもキョーリューの姿が。
たかまつさんの遊び心が旧三福の空間に彩りを添えてくれています。旧三福にお越しの際はぜひ‟隠れPACHIRICO”を探してみてくださいね。